中学生~高校生に向けてのやさしい関数ナビ、週1ぐらいで更新中

二次関数の変域はの完全攻略!4ステップで解くコツの実践【中3数学】

中3の関数(二次関数)

「変域はグラフを使って解くのはわかったけど、いまいち自信が持てない……」
そんなふうに思っていませんか?

二次関数の変域は、グラフをイメージできるようになれば、どんな問題でも必ず解けるようになります。

関数の変域は、グラフを使って考えると、どんな関数でも考えることができるようになります。

ただ、グラフを「動的に」捉えるのは、今回が初めての経験かもしれません。 二次関数のグラフには「下に凸」「上に凸」の2種類があり、さらに\(x\)の範囲の取り方によって、

  • \(y\)がずっと増加するパターン
  • \(y\)が増加から減少(またはその逆)に変わるパターン
  • \(y\)がずっと減少するパターン

これらを組み合わせた「計6パターン」の読み取り方をマスターすれば、もう変域の問題は怖くありません。
(全部方法は同じです)

今回は、4ステップの解き方を6つの例題で実践し、どんな問題にも対応できる「一生モノの自信」をつけていきましょう!

この記事でわかること
  • 二次関数の変域の解き方がわかる
  • 二次関数の変域の解き方に自信がつく

【関連記事】

二次関数の変域の求め方

一般的な変域の問題は、次の通りです。

関数の式と\(x\)の変域が与えられる
⇒\(y\)の変域を求める

このような問題では、有効な範囲のグラフを描き、そのグラフの\(y\)座標が一番上と下になるときの\(x\)座標を読み取るのが基本的な解法の流れです。

具体的には、次の4ステップで考えると、有効な部分が整理しやすくなります。

\(y\)の変域の求め方4ステップ:

  1. グラフ全体を点線で描く
  2. \(x\)の範囲をグラフ上にとる
  3. その範囲の部分だけ太くする
  4. その部分の「一番上と下」になるときの\(x\)の値を読む

変域の問題では、どんなパターンがある?

二次関数の変域の問題は、大きく分けると次の6つのパターンに分類できます。

  • 下に凸のグラフ
    • \(y\)がずっと増加するパターン
    • \(y\)が増加から減少(またはその逆)に変わるパターン
    • \(y\)がずっと減少するパターン
  • 上に凸のグラフ
    • \(y\)がずっと増加するパターン
    • \(y\)が増加から減少(またはその逆)に変わるパターン
    • \(y\)がずっと減少するパターン

それぞれに違った解き方があるわけではなく、先ほどお示しした解き方ですべてカバーできます。
だから、この6パターンを覚える必要は全くありません。

それぞれのパターンで、先ほどの考え方を運用できるようになれば、変域の基本問題はほとんどマスターしたと言えます。

それでは、次から実際に例題で変域の問題を見ていきましょう。

ここでは、「どんな区間が出てきてもちゃんと考え方を使える」という自信をつけてくださいね。

例題で二次関数の変域を考えてみよう

例題1(下に凸のグラフの問題)

\(y=x^2\)のグラフにおいて、次のそれぞれのときの\(y\)の変域を求めなさい。

1)\(x\)の変域が\(-3≦x≦-1\)

2)\(x\)の変域が\(-1≦x≦2\)

3)\(x\)の変域が\(2≦x≦3\)

【解説】

1)\(y\)の変域:\(1≦y≦9\)

グラフの動き:
\(x\)が\(-3\)から\(-1\)に動く間、グラフはずっと右下がり(減少)

読み取り:

  • 一番高いのは\(x = -3\)のとき
    →\(y=(-3)^2=9\)
  • 一番低いのは\(x = -1\)のとき
    →\(y = (-1)^2 = 1\)

2)\(y\)の変域:\(0≦y≦4\)

グラフの動き:
\(x\)が\(-1\)から\(0\)に動く間は右下がり(減少)
\(x\)が\(0\)から\(2\)に動く間は右上がり(増加)

読み取り:

  • 一番高いのは\(x =2\)のとき
    →\(y=(2)^2=4\)
  • 一番低いのは\(x = 0\)のとき
    →\(y = (0)^2 = 0\)

ポイント
\(x=0\)で、減少から増加に変わっています。
最大をとるのは、\(x\)が原点から遠い値(\(x=2\))のとき。

3)\(y\)の変域:\(4≦y≦9\)

グラフの動き:
\(x\)が\(2\)から\(3\)に動く間、グラフはずっと右上がり(増加)です。

読み取り:

  • 一番高いのは\(x = 3\)のとき
    →\(y=(3)^2=9\)
  • 一番低いのは\(x =2\)のとき
    →\(y = (2)^2 = 4\)

例題2(上に凸のグラフの問題)

\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}x^2\)のグラフにおいて、次のそれぞれのときの\(y\)の変域を求めなさい。

1)\(x\)の変域が\(-2≦x≦0\)

2)\(x\)の変域が\(-1≦x≦2\)

3)\(x\)の変域が\(2≦x≦3\)

【解説】

1)\(y\)の変域:\(-2≦y≦0\)

グラフの動き:
\(x\)が\(-2\)から\(0\)に動く間、グラフはずっと右上がり(増加)

読み取り:

  • 一番高いのは\(x =0\)のとき
    →\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}(0)^2=0\)
  • 一番低いのは\(x = -2\)のとき
    →\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}(-2)^2=-2\)

2)\(y\)の変域:\(-2≦y≦0\)

グラフの動き:
\(x\)が\(-1\)から\(0\)に動く間は右上がり(増加)
\(x\)が\(0\)から\(2\)に動く間は右下がり(減少)

読み取り:

  • 一番高いのは\(x = 0\)のとき
    →\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}(0)^2=0\)
  • 一番低いのは\(x =2\)のとき
    →\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}(2)^2=-2\)

ポイント
\(x=0\)で、増加から減少に変わっています。
最大をとるのは、\(x\)が原点から遠い値(\(x=2\))のとき。

3)\(y\)の変域:\(-3≦y≦-2\)

グラフの動き:
\(x\)が\(2\)から\(3\)に動く間、グラフはずっと右下がり(減少)です。

読み取り:

  • 一番高いのは\(x = 2\)のとき
    →\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}(-2)^2=-2\)
  • 一番低いのは\(x =3\)のとき
    →\( \displaystyle y=- \frac{1}{2}(3)^2=-\frac{9}{2}\)

おわりに

「二次関数の変域は難しい」と感じていた人も、この6つの例題を通して「やることは全部同じなんだ!」と気づけたのではないでしょうか。

大切なのは、式だけで計算しようとせず、小さくてもいいからグラフを描くことです。

  1. グラフを描く
  2. 範囲をなぞる
  3. 一番上と下を見つける

このステップさえ守れば、高校数学の難しい関数に出会っても迷うことはありません。
もし自信がなくなったら、またいつでもこの記事の例題に戻ってきてくださいね。
あなたの「わからない」が「得意!」に変わるのを応援しています!

← 一つ前のページに戻る

【関連記事】

  • 作成中です(すみません)

コメント