「一次関数のグラフの描き方がわからない」
「傾きが分数のときって、グラフどう描けばいいんだっけ?」
そんな経験ありませんか?
一次関数のグラフを描けるようになることは、一次関数を理解する上で、避けては通れません。
最初は、なかなか描けないかもしれません。
でも、大丈夫、「切片⇒傾き」の順で考えられれば、必ず描けるようになります。
この記事では、整数・分数どちらの傾きにも対応できるように、グラフの描き方を例題付きでわかりやすく解説します。
【関連記事】
- 傾き・切片のグラフ上での役割に自信がない方はこちら
一次関数のグラフで、傾き、切片がグラフ上での役割についてまとめました。
ここがわからないと、一次関数のグラフが描けないので、自信のない方は先にお読みください。
👉一次関数のグラフ!傾きa、切片bのグラフ上での役割を知ろう - 定期テスト対策で切片が分数のグラフの描き方でお悩みの方はこちら
もし、定期テスト向けに切片が分数のグラフの描き方をお探しの場合はこちらの記事をお読みください。
👉【定期テスト向け】切片が分数であるグラフの描き方
一次関数のグラフってどうやって描けばいい?
一次関数のグラフを描くときは「切片⇒傾き」の順で考える
一次関数のグラフの描き方を詳しく解説
一次関数の式は直線です。
直線のグラフは、通る2点をとって直線で結ぶと引くことができます。
そのため、「切片⇒傾き」の順に考えて2点をとることが大切です。
切片をとる
まず、いちばん考えやすい点は切片です。
\(y\)軸上で目盛りが\(b\)のところに、まず1つ目の点をとります。
傾きを使って、もう1点をとる
次に、切片から右に移動した、\(x\)座標、\(y\)座標が整数の点を、傾きを使って考えます。
グラフ上での変化と傾きの関係は、
\( \displaystyle \text(傾き\)a = \frac{\text{上下の移動}}{\text{右への移動}}\)
と表せます。
たとえば、
- 傾き\(a=2\)
切片から右に1、上に2移動した点 - 傾き\(\displaystyle a = -\frac{3}{2}\)
切片から右に2、下に3移動した点
のように考えることができます。
これを使って2点目をとります。
2点目がとれたら、あとは2点を通る直線を引けば、関数のグラフが描けます。

一次関数のグラフの描き方で一番ネックになるのが、この傾きの使い方です。
ここがわかればグラフは簡単に描けるようになります。
別記事でさらに詳しく解説しているので、イメージがしづらければこちらをお読みください。
👉具体例でわかる!グラフ上での傾きの考え方!
例題で一次関数のグラフの描き方を見てみよう
例題1(傾きが整数のグラフ)
一次関数\(y=2x-3\)のグラフを描きなさい。
【解説】
- このグラフの切片は-3
点(0,-3)をとる - 傾きが\(\displaystyle 2= \frac{2}{1}\)
(傾きの分母)= 1
(傾きの分子)= 2
切片から右に1、上に2進んだ点をとる - 2点を結ぶ直線を引く
この手順で描くと、下図のような一次関数のグラフが描けます。

例題2(傾きが分数のグラフ)
\(\displaystyle y= -\frac{3}{2}x-1\)のグラフを描きなさい。
- このグラフの切片は 1
点(0, 1)をとる - 係数の前にマイナスがついているので、分子が負の数と考える
(傾きの分母)= 2
(傾きの分子)= -3
切片から、右に 2、下に 3、進んだ点をとる - 2点を結ぶ直線を引く
この手順で描くと、下図のような一次関数のグラフが描けます。

「切片⇒傾き」で描けないグラフ
定期テストのグラフを描く問題では、切片が分数である関数の式のグラフは「切片⇒傾き」の考え方では解くことができません。
(あくまでテスト問題としては描けないというだけです。)
なぜなら、切片が格子上に来ないので、正確な位置に点を打つことができないからです。
だから、そのときは、また別の方法を検討しなければなりません。
描き方については別記事でまとめたので、そちらを参考にしてください。

自分が考える道具としてグラフを描くときは、今回の「切片⇒傾き」の描き方でOKです。
おわりに
この記事では、一次関数のグラフの描き方について説明しました。
まず切片をとり、傾きを使ってもう1点を考えると、簡単にグラフを描けます。
特に悩むのが、傾きの使い方だと思うので、そこさえクリアできればグラフはほとんど大丈夫と言えます。
この後のおすすめの学習の仕方としては、次の2通りです。
- 一次関数のグラフの読み取り方を学んで「切片⇒傾き」の考え方を定着させる。
- 切片が分数のグラフの描き方を学んで、グラフの描き方を完璧にする。
どちらが先かは個人の好みによると思うので、気になった方から学習してみてください。
がんばってください。
【関連記事】
- 「切片⇒傾き」の考え方を定着させたい方はこちら
この記事で使った「切片⇒傾き」の考え方は、グラフから関数の式を読み取るときも同じです。
この考え方を身に着けて、「式⇔グラフ」のイメージを定着させたい方はこちらの記事をお読みください。
👉「切片⇒傾き」の順で考える!一次関数、グラフから式の読み取り - 定期テスト向けに切片が分数であるグラフの描き方を知りたい方はこちら
切片がとれないときは、1点目に適当な整数の点を探して、傾きを使って2点目を探してグラフを描きます。
定期テストでしか出題されませんが、だいたい1題ぐらいは出るので、テスト対策の方はぜひお読みください。
👉【定期テスト向け】切片が分数であるグラフの描き方 - グラフを描いて今回の内容を定着させたい方はこちら
一次関数のグラフを実際に描いて練習できる演習記事です。
👉一次関数、グラフの描き方!傾き、切片が分数のグラフもまとめて演習 - 一次関数のまとめに戻る方はこちら
関数は、抽象的で取り組みづらい反面、同じ操作が繰り返し出てくるので、コツが掴めると得意にしやすい分野でもあります。
考え方からていねいに解説しているので、ぜひ先々まで活用できるかたちで知識を身に付けてください。
👉【完全攻略】一次関数の解き方・考え方を基礎からじっくり

コメント